「プロとして仕事をする、ということを肌で感じることができました」

9月

の頭にインターン生がやってきました。そして月末に、タイトルの言葉を残して大学に帰って行きました。その後ろ姿を見送りながら、おれたちって、プロなのか・・・(照)と思いました。そりゃそうか。

かなり優秀で。アドバイスされたことは次の日には吸収してたし。エンジニアとして「分からなくて悔しいから自分で調べたい」という気持ちと「チームの進捗のことを考えると今はメンバーに質問をした方が良い」という判断のバランス感覚が素晴らしく良かったし。

一見温厚そうな中にもギラギラとしたものがあって、こちらも沢山の刺激を受けたし。1ヶ月間ありがとう。楽しかった。

違う感じだったなー。

7月には、新卒の方のOJTをやったのだけど。それとはまた違う感じだったなー。bufferings.hatenablog.com

OJTのときのゴールは「今後、会社の中で仕事をしていくうえで必要なスキルを伝える」って感じでやったのだけど。今回は、どういう風にしたらいいのかなぁ?って考えて。こうかな?と思いました。

「彼の今後のエンジニア人生に何か役に立つことを持って帰ってもらう」

ありのまま。

ということで、良いところも、そうでないところも、全部含めて。ありのままの僕らを見てもらうことにしました。

正直、大きめのリリースを控えてて忙しくて気が抜けない時期で、んで、やってる作業も派手さがなくて地味な感じで。ちょっとこれありのまま過ぎじゃね?と思ったりもしたのだけどね。

そんな中でも、毎日必死に色々考えて前を向いて進んでくれて、さらに結果もだしてくれて、すごいなぁって思いました。

何したん?

例によって、インターン生用のタスクを用意したりはせずに、実際に今チームがやっている案件に、チームの一員として入ってもらいました。うちのチームはペア開発をしてるので、ペアを組んで開発って感じです。

具体的には

ペアとして、新機能の中のWeb画面周りの開発をやってくれました。

  1. ドキュメントに書いてある通りにWebアプリを実装する
  2. プルリクエストをチームに対して出す
  3. みんなから「この仕様、変じゃね?」ってコメントがくる
  4. はて?書いてある通りに実装してるんですけど?
  5. 僕「ん。でも変だよね?その仕様から調整してー。」
  6. なるほどなるほど。そうきましたか。じゃ、仕様から考えます。
  7. 仕様をペアで考えて、チームにプレゼンする。OK。
  8. テレビ会議ステークホルダーにプレゼンする
  9. ステークホルダーと開発チームで意見が合わない部分があるので持ち帰り。
  10. 落とし所を探してチームに相談
  11. ステークホルダーに相談結果をプレゼンして、落とす。よし、仕様決まった!
  12. 実装する
  13. プルリクエストを出す。ふぅ。思ったより大変だったけど開発完了だな!
  14. 僕「あれ?このレアケースはどうするの?変になるよ?」
  15. え?そんなケースあるんですか?
  16. 僕「うん。あるね。考えてみて。」
  17. 考えてみました!99%発生しないレアケースなんで良さそうです。
  18. 僕「きっと君ならその1%のための対応ができるよ(ニッコリ)。チームに対しては事前に、現象と対応方法のシェアしてね。」
  19. チームにシェア。こうこうこうなります!
  20. チーム「わからん」
  21. ぐぬぬ。。。
  22. もう一度、分かりやすい説明を考えてきてプレゼン
  23. チーム「わかった。それより、こうしたほうがいいね。」
  24. あぁ、たしかに。
  25. 実装する
  26. LGTM!
  27. (∩´∀`)∩ワーイ

そんな感じ。もっと行ったり来たりしてたかもだけど。

「え?まじで?インターン生がテレビ会議ステークホルダーに対して仕様のプレゼンしてるの?すごーい。」って後ろでマネージャがうまい棒食べながら驚いてました。ちなみに、うちのチームにはうまい棒が箱買いして置いてあります。600本くらいあったけど、もうあと50本くらいかなー。

最後に感想を言ってくれたん

  • 9時半から18時の時間以外で仕事をするなと言われて衝撃受けた。残業でリカバリとかできると思ってた。なので、時間が惜しくて集中しまくるしかなかった。
  • 仕事って、細かいところまでケアしないといけないんですね。
  • チーム内でのシェアの大切さ。
  • 相手の視点からどう見えるかを考えて説明することの大切さ。
  • ステークホルダーへの説明は、思った以上に難しかった。もっと説明上手にできると思ってたんだけど、焦って空回りしてしまった!
  • とはいえ、自分のダメだったところじゃなくて、自分の良かったところを見つけられるようになった
  • プルリクエストのレビューで全員からツッコミが入ったの良かった。
  • ペア開発では、コードだけじゃなくて、考え方や進め方、ツールの使い方なども勉強になって良かった
  • 結果が残せて良かった

ということで。

「彼の今後のエンジニア人生に何か役に立つことを持って帰ってもらう」
という目標は達成できたんじゃないかなぁって思いました。また、どこかで会えるのを楽しみにしてます!