最近は、他のチームのプロセスだったりシステムだったりを改善していくサポートをしたりしてるんだけど。今日はデイリースクラムのお話。
進捗報告じゃないよ?
デイリースクラムって「昨日やったこと」「今日やること」「困っていること」を話すけど。誰かに対する進捗報告じゃなくて、お互いに対する共有だよね。って思う。
3つの質問は手段でしかないよ?
それと、デイリースクラムの3つの質問は手段であって、大切なのは「スプリントゴールに対して今僕らはどの位置にいるか」っていう足下確認をすることかなって思ってる。
ちょっと違うのかも?
んで、僕の見てるチームの特性として、ちょっと他のチームと違うのかなって最近感じてるのは、「全てのタスクをペアで担当している」ということ。
プログラミングだけじゃなくて、設計したり、ドキュメント書いたり、テストを作ったり、実施したりとか、そういう全てのタスクをペアで担当している。
困っていることがなくなった?
最初の頃は、デイリースクラムで「困っていることは?」って言ったら色々出てきてたんだけど、チームがペア開発に慣れてくるとでてこなくなった。
それは、困っていることがなくなったというわけじゃなくて、困ってたら朝まで持ち越さずに、まずはペアに相談するから。だな。だし、ちょっと解決に時間がかかるような困っていることは、ピザサイズなチーム全体にすぐに情報が回る。
だから、朝の時点で共有しないといけない困ってることってのがなくなったの。
それとレトロスペクティブ
あと、スプリント最終日に「振り返り」があるので、今回のプロジェクトには直接関係ないけど、長いスパンでは解決していきたいなぁって感じのはそこで共有されるし。
スプリントとは別で「改善ミーティング」って週に1回集まってどうやって負債を返していくかをあれこれ考え始めたみたいだし。そういうのも良いね。
選ばなかったもの・選んだもの
チームはインタラプトされることを選んだのだ。1日中誰にも邪魔されずにコーディングに集中できる、という環境は選ばなかった。すぐに「相談があるー!」って声をかけられるオープンなチームを選んだ。
今のチームの状況を考えると、それは良い選択だなって思った。
それはまた時間をかけて、色々と変わっていくんだろうなぁと思うけど、今のチームに必要なものをチーム自身が理解して選び続けているので、良いなぁって思う。