新訳版『テスト駆動開発』読んだ。良かった。

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和田さんによる新訳

t-wada.hatenablog.jp

結論から言うと、てか、もうタイトルに書いちゃったけど、すごく良かった。

前の翻訳本を10年以上前に読んだことがあるんだけど、自分がこの10年間で色々学んだり経験してきたりしたこともあって、たぶんその時とは全然読み方が違うんだろうなと思う。「あぁ、分かる」とか「あぁ、それ悩んでたけど、そういう風に考えるのかぁ」とかため息をつきながら読んでた。最近そういうのばっかりだなw

すごく読みやすかった

タイトルが分かりやすかったり、画像が現在のツールに差し替えられていたり、原書にはないコードまとめがあったりで、すごく読みやすかった。きっと、僕が気づいていないようなところも色々と読みやすくしてくれてるんだろうなぁって感じた。

写経

第1部はKentとペアプロしている気分で実際にコードを書きながら読んだんだけど「えー、それだと副作用があるよ?」とか「その判断を後回しにするの?」とか「なんで、そこでその発想が出てくるの?」とか「実際のところ、あのコード書いた時にこうなること分かってたでしょ!」とか楽しかった。

github.com

過去から現在へ

翻訳者の和田さんから「テスト駆動開発の現在」というタイトルで、原書出版後の15年間の出来事と現在の状況についてのお話が最後にあって、これがすごく良かった。それまでは15年前の話だったのが、一気に現在まで連れて来てくれた感じ。

もう何度か読んでみたり、Spockで書いたりしてみようかな。

あ、あと、写経してて気づいたんだけど、一箇所だけ本に書いてある通りに書いても、その通りにならない部分があったから、これから読む人は探してみて!(2017-11-27 追記: 和田さんから教えていただきました。原書で使用していたJUnit3と、新訳版で使用しているJUnit5ではその通りになるけど、JUnit4だとその通りにならないそうです。納得感。ありがとうございます!「第3版では変更しようと思います」とのことです。)