お願いしなくても毎日その場がやってくる良さ

軽くリファインメントをする時間

いまのチームでは、デイリースクラムのあとに毎日15分だけ、軽くリファインメントをする時間をとっている。目の前のスプリントのタスクのことをいったん忘れて、次のスプリントやもう少し先のことについてチームで相談する時間。

そこでは、PdM(プロダクトマネージャ)が「こういうこと考えてるんだけどどう思う?」って話をしてくれたり、エンジニアが「このあたり早めに改善しておきたいんだよねぇ」って話をしたりしている。

こういう軽い相談の場とは別に、もっと深く議論したいと思ったり、要件がかっちりと決まってきたりしたら、別途時間をとって、軽くないリファインメントでしっかりと相談している。

軽いリファインメントが結構好き

僕はこの日次の軽いリファインメントが好き。自分の「技術的な部分の改善をしたい」という考えをふわっとしてる段階で聞いてもらえるし、PdMがプロダクトの機能追加や改修を考え始めた段階で話を聞けるから。

そうすると例えばPdMがアイデアの段階で話を持ってきてくれて、それを聞いてエンジニアは「この機能を追加したい背景の部分をもう少し詳しく知りたいな」って意見を伝えられたり「そういう案件が来るなら、そのときまでにもう少しその足場をきれいにしておこうかな」とか考えられたりして、いい。

EM(エンジニアリングマネージャ兼スクラムマスター)も「あぁ、それならこの部分はあのチームにも動いてもらうほうがいいから、僕らが実装に着手するより先にそのチームに少し相談しておきたいね」とか言ってくれたりする。

もうひとつ好きな理由

そんな風にアイデア段階で聞いてもらえるところが、軽いリファインメントのことを好きな理由なんだけど、もうひとつ好きな理由として「お願いしなくても毎日その場がある」という部分がある。そしてこれは自分の中でとても大切にしたい部分。

もし、この場がなかったとしたら、アイデアを聞いてもらいたいときには「アイデアの段階なんだけど聞いてもらっていいですか?」って集まってもらう必要がある。それってやっぱり気を遣ってしまう。

みんなが「もちろん聞きますよ!!!」って言ってくれるのは知ってるけど、みんなもそれぞれに忙しくしてるのを知ってるので、やっぱり「もう少し自分で調べたりしてから時間をとってもらうほうがいいよな」って思ってしまう自分がいる。

だから、自分から何も行動しなくても短いスパンでその場がやってくる、というのは僕にとって、とてもありがたい。

形にはこだわっていない

「デイリースクラムのあとに日次で15分だけやる」って形にはこだわっていないので、その形はチームの状況によって変わるかもしれない。でも「アイデア段階で相談できる場」「自分から行動しなくてもやってくる場」という僕が好きな部分は変わらないんじゃないかなと思う。

Djangoを勉強しようと思ってパソコン開いたら、ブログを書いてしまった。勉強しよっと。