開発チームの成功と呪縛と疑い

成功

なんとか無事にリリースすることができたね。みんな、厳しいスケジュールだったけど、よくやったよね。お疲れさま。さて、また次のフェーズに進もう。

 
といったときに必ず顔を出すあのあれ。
 
あれ?この設計、どうしてこうなってるの?要件に対して遠回りじゃない?
 
このメソッド、なんのためにprotectedにしてるの?privateじゃなくて?
 
「前回と同じようにしてます」
ふむふむ、きたコレ。健全でいいね。
 

呪縛

成功って名前の呪縛。前回の成功の箱の中で次回も収めてしまおうとする。そうやって次に生み出されるものは、箱に収まるこぢんまり。
 
理由も考えなくなる。「前回成功したものを参考にしています」。だから間違えていても自分の間違いではありません。
 
何かを守ろうとしている大人って、そういうものなのかもしれない?
 

疑い

僕らは常に過去の成功や現状を疑った方がいい。
 
この道は妥協して選んだんじゃなかったっけ?新しい道ができていないかな?あのときのスキルでは見つけることができなかった道がないかな?
 
常に疑って見てなきゃ見つけられぬよ。次も同じ道を選んじゃうよ。

というような話を、チームにしたのだった。今日は久々にブログな気分だったので書いてみた。