気まぐれ上司

金曜日の夜は、娘の習い事のお迎えに行って、二人で自転車で帰ってくる。いつも決まった道を通って帰ってる。

 

でも、昨日は少し違った。お迎えに行った帰り道、娘がいつもの道を行こうとするので、とめた。「今日は、そっちじゃなくてこっちの道で帰るよ」

 

「あ、そうなんだ」というので「うん」って言って二人でそっちの道を帰る。しばらくぼーっとしたあとに「なんでだと思う?」と聞いてみる「なぞなぞ?」「ううん」

 

娘は少し考えてみて「んー、なんで?気分?」「ううん、今日は習い事短くて帰ってくるの早かったでしょう?」「うん」「だからだよ」

 

「あーあっちの道は今の時間はまだ人がたくさんいるからか」「そうそう、あっちの方が近いんだけどね」「そっか、なるほどね」

 

といいつつ、もう別のことを考えてそうだったので、今日にはもう忘れてるだろうな。

 

しばらくぼーっとしてるときに考えたのは、これって上司が気まぐれに見えてしまうのと似てるかもなぁということ。

 

「帰り道はこっちの道を行く」というルールだと捉えていると、今日は気まぐれで違う道を選んだように見えたかもしれないな。と。

 

僕の中では当然のことだったので、言葉にして伝えてなかったけど「道が混んでいなくて自転車でも安全に帰れるときは近い方の道で帰りたい」という自分の考えを伝えておくと良さそうだなと思ったので話をしておいた。

 

逆に、自分が誰かの指示に従うときは、その理由を理解しておきたいよな、とも思いながらコーラを買ってあげて帰った。