RSGTの精神( #RSGT2020 でお話をしてきました)

RSGT2020に参加しました。楽しかった。

2020.scrumgatheringtokyo.org

色々なことがあって、沢山の人とお話できて、何から書いたら良いか分からないので、思いついたものをざーっと書いてみます。

## 発表した

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Photo by あらたさん(ありがとうございます!)

スライドはこちら

色んな人に「よかったよ」って言ってもらえたし、見られなかった人も「話聞きたい」って質問してくれたし、Twitterでも色んな人が「いいね」って言ってくれてて、嬉しい。

当日は、小野さんが部屋担当で「いつもの感じっすか?」ってやってくれたのでありがたかったし、知ってる人たちが最前列で見てくれてて安心したし、真ん中らへんや後ろの方でセッション中にうなずきながら見てくれてる人がいたので喋りやすかったです。ありがとうございます。

## ポジティブ

プレゼンのヒントにと思ってこの本を読んだのでした。

books.rakuten.co.jp

「聴いた人がハッピーになる」ってあって、あぁ、これまでメッセージを届けることは意識してたけど、ハッピーになるかどうかまでは考えてなかったな。確かにそうだな。と思って「ポジティブな一歩」を意識してつくりました。

「あぁ、いいな。明日からこういうこと考えてみようかな」と前向きな気持ちで思えるようなセッションになってたかなぁ?もし、そんな風にちょっとでもポジティブな気持ちのきっかけにしてもらえてたらいいなぁ。

## すごくあたたかい

色んな人に「よかったよ」って言ってもらえてとても嬉しい。でも、勘違いしないようにしたいのは、それって自分がすごいんじゃなくて、僕のセッションから何かを感じてくれようとしてくれる人たちがすごいってことです。

いつでも、自分がなんかすごいんじゃないかな?と思うときは、自分がすごいんじゃなくて、周りにいる人たちがそういう風に思わせてくれてたり、それを支えてくれる動きをしてくれてるからで、あたたかい。

## 正解はない。自分で考える。

突然RSGT自体の話になりますが、2つの対象的なキーノートが印象的でした。1日目はコープさんのスクラムの精神のお話。2日目はサホタさんの誰も見捨てずに前に進むお話。2日目のキーノートを聞きながらニヤニヤしてしまった。これはRSGTの主催者からのメッセージだなと。

どちらか一方だけだと「自分は全くスクラムから遠いところにいるなぁ」と思ったかまたは「スクラムはいいけど、目の前の一歩を踏み出そうかな」と思いそうだけど、その2つを見せつけられることで「正解はない。両方を受け入れて自分で考えてください」というメッセージだなと僕は受け取りました。

そう。セッションを聞いてると「この人が言ってるからこれが正解なんだ」と思ってしまう自分がいて。それと違うことをしてたら「自分は間違ったことをしているんじゃないか?」と悩んだりするんですけど。そういうのを減らしていきたいな。自分の目で確認しながら進みたい。

## コミュニティ

3日目の高橋さんのクロージングキーノートを聞いてて、そっかそんな風にして試行錯誤を繰り返してこのコミュニティは大きくなってきたんだなぁと感慨深かった。僕にとってのチームはコミュニティだなということも再確認できた。

## セッション

いくつか印象的だったセッションを。

CI&Tさんのセッションで「テスターからスクラムマスターに昇進しました」って話を嬉しそうにしてて「この会社はいい会社なんだなぁ」と感じました。テストエンジニアは高いスキルが必要なので上下の話ではないとは思うけど、入り口としてテスターというロールを用意していて、その次のステップの1つとしてSMがある、というのを明確に定義しているんだろうなぁと。楽しそうに仕事をしてるのが伝わってきて、良いな。

あらたさんのセッションはしくじりのお話だったんですけど、しくじる前の成功のお話もとても勉強になりそうだったので今度ゆっくりそっちも聞いてみたいです。しくじり自体も、そうやるとよくなさそうな気はしてたけど、実際にそうやるとそんなことになるのか・・・というのを学べて良かったし、最後のメッセージもとても勇気づけられたし、この人にしかあんなことできないなーと思ってみてました。相変わらずすごい。

きょんさんのセッションは、チームがばらばらになったというのが衝撃でした。だけど、それでもあきらめずに、今まで培ってきた知見を活用しながら自分たちにしかできない形で新しい形でチームを形作っているのが、優しいなと思いました。優しすぎて少し心配。内容とは別に勉強になったのが、スライドの構成やセリフの入れ方、歩くタイミングや目線、ねのさんとのタイミングの合わせ方、などすごいなぁと思いながら見てました。

後輩のキムさんの軍隊の話は自分が全く知らない世界の話だったので興味津々で面白かったし、半谷さんの話は、同じ会社で仕事をしてる人として尊敬しかない動きで、あれはとても人間力が必要だし、実現させてるのが単純にすごいなぁと思いました。

およべさんのセッションは聞けなかったんですけど、会って少し話をするだけで、相変わらずすごく勇気を僕にくれました。こんなところに僕がいていいんだろうか?と思うときがあるんだけど、およべさんと話をしていると「いいんだよ!」って言ってもらえる感じがして、安心する。

## RSGTの精神

色々な人たちとお話をする中で、考え方や目指すものは違うけど、自社サービスだからとか、受託だからとか、SIerだからとか、Web系だからとか、組み込みだからとか、大企業だからとか、スタートアップだからとか、そういうの関係なく、その場を改善しようとして頑張ってる人たちとお互いに支えあいながら敬意を払いながら歩いていきたいなと思いました。

## 成長のベクトル

RSGT2019でおよべさんと素晴らしい後輩たちが投げかけてきてくれたメッセージ「成長のベクトル」をこの一年間たまに思い出しながら取り組んできました。自分は自分が全力でやってきたことを信頼しているし、それで成長のベクトルも後輩たちにも負けないようにやってきたと思うので、そういう気持ちでまたここに戻ってこれて良かった。

英語圏の人たちと話をするのにまだ勇気が出ないので、今年は英語を頑張ろうかな。と思い中。そもそも日本語でも勇気がかなり必要とされているので別な問題の気もするけど。

まとまりないけどこの辺で。今年こそは少し手を抜いてがんばるー。スタッフのみなさん、参加者のみなさん、最高でした!ありがとうございました!