大変だったプロジェクトの反省会みたいな振り返りとかで、うまくいかなかったことだけを並べて「反省しています!次からはそうならないように、これこれといった対応をしていきたいと思います。」みたいなのをたまに見る。
そういうときに感じるのは「良かったところを知りたいなー」ってのと「そもそもその改善策って、実現可能なのかな?」ってこと。
## 信頼していること
そもそも僕は、全員が全力でプロジェクトを成功させようとしていたこと、良いものを作ろうとしていたことを信頼している。誰も手を抜いていたわけじゃない。
だから、たくさんの良かったことをまず知りたい。この判断は良かったよね。とか、ここは大変だったけどなんとかなったね。とか。
## 課題
そのうえで、思った通りに進まなかったということなので、課題を出していく。例えば、Bが思っていた以上に難しかった。とか。
## それって改善になる?
さて。その課題に対する改善案として「Bが思っていたより難しかったから、Bを先にやっていれば良かった」と出てきたとして、気になるのは「じゃあどうしてそのときはBじゃなくてAを先にやることにしたの?チームとしてそれがベストだと判断したんだよねぇ」ということ。
Aの方が複雑だったから?ふーん。じゃあ、Bを先にやってたら、Aが問題になったんじゃないかな?Aを先にやったのはベストな選択だったんじゃないの?ということは、それは「Aを先にやってリスクを減らすことができた」という良いところだよね。すごいね。
てことは、今回、何かできたことはあったのかな?チームとしてはベストを尽くせたんじゃないかな?
## そのうえで
じゃあ、次にチームがこのプロジェクトをやるとして、そのベストを伸ばすにはどういうことをしていれば良いかな?
「AやBについての知識を普段から学んでおく・・・こと?」
あぁ、それは良さそうだね。毎朝、少し勉強の時間をとって、AとBのことをもっとよく知っておくと良いね。