ペアPdMがとてもいい感じだなと思いながら見ている

うちのチームにはPdMが2人いる。そのPdM2人は、お互いの得意を活かしながらプロダクトをマネジメントしてくれている。「PdMやPOは1人であるべき」って言葉を見かけたりするけど、うちのPdMは2人でいい感じにやっていて、このスタイルいいなぁって思う。おかげでエンジニアとしても動きやすい。

そもそも、PdMってやることがめちゃくちゃ多い。ステークホルダーと話したり、ユーザーさんのお話を聞きに行ったり、少し先のことを考えたり、仕様を決めたり、受け入れ判断をしたり、仮説検証のためのKPIをチェックしたり、問い合わせがあったら一次請けをしてくれたり、いろんなことを決断しまくったり。それでいて業界の勉強もしている。

大変だよね。ひとりでさばききれる量じゃないよね。って僕は思っている。

だから、複数のPdMがいるのはとても良い。大変な作業を分担したり難しい決断を相談したりしながらプロダクトのことを考えられる方が、プロダクトにとってもチームにとっても、そしてPdMにとっても良いよねって思う。

でも、PdMが複数いることで意見がバラバラになるとチームが混乱してしまう。それを避けるため、チーフPdMとサブPdMで動くみたいな形をとったりするチームもある。その場合はチーフPdMがPdMとしての意思決定をする。

それもいいなと思うんだけど、うちのチームの2人のPdMは対等な関係の中で動いている。これがすごく面白いなと思いながら一緒に仕事をしている。

2人は作業を分担しつつも、それがサイロになってしまわないように毎日考えを同期している。そして、2人で議論してPdMとしての意見をまとめてくれている。だから、チームが戸惑うこともない。

かといって、お互いに遠慮して中途半端な意見になってしまっているということもない。それぞれの強みがでてお互いに刺激し合ったような貪欲なプロダクト案が2人からはどんどん出てくる。

ひとりが進行中のプロジェクトをリードしている間に、もうひとりは次のプロジェクトのディスカバリーに向けて動いていたりもする。それと、どちらかがお休みをとっても、もうひとりがいて決断できるのでプロジェクトが止まることもない。

そんなふうに、すごく大変な案件も2人で相談して助け合いながらどんどん前に進めてくれていて、これは2人だからこそできていることだよなーって思う。自身に対する謙虚さと、お互いに対する敬意と信頼。それが2人のあいだにある。

そんなペアPdMがとてもいい感じだなと思いながら見ている。