Disposable Solutionハッカソンと後輩たちの普段とは違う顔

後輩主催の社内ハッカソンが楽しかった。

## 大阪ハッカソンやろうよ

楽天テクノロジーカンファレンス大阪のスタッフをやってた後輩が10月末のうちあげで「大阪支社で部署を超えてハッカソンをやったら面白そうだと思ってるんですよねぇ」っていうので「ふーん。じゃ、来月でいいかね。3人くらい『ハッカソンを開催したい!』と強く思う人を来週中に集めたらできるよ。僕はメインスタッフというよりは、サポートという感じで関わろうかな」って話をしてたのが、先週開催された。想像以上に面白かった。

ここは @yohhatu メソッド。僕「よーさん、また今度飲みにいきましょうよ」yohhatu「ええなー、来週いつあいてるの?」。

## 目的

「最近は大阪支社の開発部も100人を超えてるし部署も分かれてるから技術的な交流が少ない。色んなスキルを持ったメンバーがいるのにもったいない。そういう場を作りたい」というのが彼のアイデアで、僕は単に「お、それいいね」って言ってた。

ここは @bangucs メソッド。「こういうことやりたいんですよね」って話があると、僕は結構(あれやらなきゃ、これもやらなきゃ、色々大変だなー)って思っちゃうんだけど、bangucsはいつも「それ、面白そうっすね。やりましょう」って言うの。

## Disposable Solution

そこに僕からは「普段の仕事の役に立たないものにしよう」って意見を出したら同意してくれて、数日後に彼がスローガンを持ってきた。「Disposable Solution」。サイコーやね。

サービスエンジニアとサービス開発と3年後 - Mitsuyuki.Shiiba でも書いたけど、僕らは普段「サービス」のことを常に考えて仕事をしてるから、たまにはそういうのを全部忘れて技術的に面白そうなことやろうよ、って意図。

  • ハッカソンが終わった後に誰も未練なく捨てられるソリューションにする
    • 普段自分たちが見てるサービスの役に立ちそうなことは一切やらない
    • 普段の開発だと触らなさそうな技術を利用する

## ざっくり流れ

今回のハッカソンのお題が何かある方が作りやすくていいね、ってなって、じゃ「Integration」にしようと思う。って言うので「いいね!」ってなって。

くじ引きで、いつも一緒に仕事をしている人が同じチームにならないように編成して。

11月の中旬にアイデアソンを開催。半日くらい。帰り際に会った参加者に「どうだった?」って聞いたら「なんの役にもたたないソリューションを出しまくったわー」って笑ってた。

で、12月の頭に1 Dayハッカソンを開催。部署を超えて色々スキル交換してるのが見てて面白かった。

僕「ユニットテスト書いた?ニヤニヤ」みんな「かいてねーわwww」

## 発表

マネージャが「この人、ズル休みしてない?」って聞いたらSNSとかの色々なIntegrationを利用してズル休みの確率を教えてくれる動物を作ってるチームや、アプリをインストールして設定しておいたらGPSとかで自動で遅刻しそうかどうかを判別して「すみません、走って行こうとしてたら思ったより体力がなくなってて遅刻します」って色んなアホな言い訳をつけて連絡を送ってくれるアプリを作ってるチームや、ピタゴラ装置みたいに色んなアプリを無駄にインテグレーションしてアプリをデプロイする装置を作ってたチームがいたりして、ほんとどれもくだらなくて面白かった。

主催者チームはハッカソンには参加してなかったんだけど、彼らは彼らで「採点アプリ」を作って楽しんでたみたいw。

## 気をつけてたこと

僕が気をつけてたのは「意見を否定せずに、できる方法を考える」というところと「怒られるかもなぁって思うことは、僕が引き受けること」くらい。「マネージャたちもメンバーのそういうチャレンジをとても良いことだと考えている」と信頼してるのでそんなに難しくない。

ちょこちょこ怒られるかもなぁと思うところはあったけど、後輩たちが普段とは違う顔を見せてくれたので満足。またやろう。