新幹線からこんばんわ。Regional SCRUM GATHERING Tokyo 2日目のメモ。
1日目のはこちら:
bufferings.hatenablog.com
Economically Sensible Scrum
Essential Scrum の著者 Ken Rubin の Key Note。「Economically Sensible Scrum」についてのお話。めっちゃ良かった。
チーム内でスクラムやれてるところは多いけど...
スクラムが成功したといえるには、Economically Sensible Scrumである必要があるよ。
Economically Sensible は「経済合理的」って翻訳されてました。「経済的な視点でよく考えられている」って感じなのかな。
資料はこれを元に手を加えてた感じですね:
Economically Sensible Scrum - Innolution
経済合理的スクラムって何?
Economic Frameworkというものを基盤としてその上でスクラム開発をする。という感じなのかな。無駄とか、リードタイムとかの視点がEconomic Frameworkっぽい。
そして、そういうののトレードオフで選んでいくんだけど、直接は比較できないからライフタイムプロフィットで比較する。
1) 開発において、コアAgile原則を勘違いしてる・よく分かってない
- 「変化を受け入れる」の勘違い
- 「Just-In-Time」の勘違い
- WIP(Work In Process)を意識する
- 開発者の手空きじゃなくて、仕事の待ち時間に注目する
- Economically Sensible な計画
2) バリューチェーン全体に対する原則の適用に失敗している
3) チーム構造を経済合理的なものにすることに失敗している
Economically Sensible なチーム
てことで
スクラムの原則を全て適用したり、一般的なアプローチを適用したりするのは、必要ではあるのだけど、十分じゃない。トレードオフをしっかり考えられるような経済的なフレームワークの上でスクラムを適用することで、スクラムの持つ本当のベネフィットを得ることができるよ。
感想
昨日、Basがフィーチャーチームがいいよ!って言ってたので「そっかー」って思ってたんだけど「経済的な視点でよく考えてから適用しなさい。正解は一つじゃないよね?」って諭してもらった感じで( ゚д゚)ハッ!ってなった。
Microsoftが実践したScrum導入7年間の旅、そしてDevOpsへの進化
うしおさんエネルギッシュ!このセッションからは色々なことをやらなきゃなーって思わされました。具体的な話が多くあって嬉しい。取り入れられるところは取り入れていかなきゃなー。
フィリピンのスタートアップにスクラムを導入しようとしてみたお話
藤村さんも負けずにエネルギッシュ!魅力的な方だなーいいなーって思った。羨ましい。導入した先が、それを継続して発展させてるって、すごいことだなー。
People As the Conveyer of Knowledge (知識は人が運ぶ)
平鍋さんのお話。めっちゃ面白かった。SECIモデルの話とか、情熱と共感の話とか。あと、最後の「Do Retreat!」(だっけ?)の言葉に感動した。
Regional SCRUM GATHERING Tokyo
コミュニティの手作り感のあるイベントで好き。
参加者のみんなが情熱をもって参加して、共感が生まれて、そこで得たものを持ち帰って何かをして、また来年その結果の話をしてくれるんだなーって。そんな風に感じました。
みなさんありがとうございましたー!
コーヒー美味しかった。