2019-01-01から1年間の記事一覧

Micronaut 1.1.0 からは、Native Imageのビルドが簡単になってたよ

## 何も指定せずにNative Imageをビルドしても動くのなんでだろう? この前、Micornautのアプリをnative-imageでビルドして遊んで bufferings.hatenablog.com その後に、Micronautとは関係なく、Nettyをnative-imageでビルドして遊んで bufferings.hatenablo…

僕らのモブプログラミングは「全員でプログラミングをする」ということではなかった

## 去年の夏ぐらいからサポートしているチーム で、それまでもちょこちょこモブプログラミングを試してはいたんだけど、3月からは思い切ってそれを基本として開発をするようにした。つまり、3月からは1日中モブプログラミングをするのを毎日やってる。 プロ…

Netty HTTP HelloWorldの起動が600msくらいだったんだけどGraalVMのNative Imageを使うと15msくらいになったー

下記の記事を読んで「えー。実際に手を動かして、自分の目で見てみたいー。」ってなったので、書いてある通りにやってみたら10ms前後でほんとに起動した。へー。その途中で色々と知らないことがたくさんあって面白かった。 medium.com ## やったことを順番に…

JibでMicronautのアプリをビルドしてGCRにpush

昨日MicronautとDockerを触りながら「そういえばJibってのがあったけど触ってなかったなぁ」と思ったので触ってみた。感想は「気の利くやつだな」。 ## Jib? Googleの提供してるコンテナ化ツール。 github.com 去年の夏頃発表されたんだっけな。 cloud.googl…

MicronautのGraalVM Native ImageはDocker使うより普通にビルドする方が良さそう

## 2019-04-17 追記 ブログ書くだけなのもあれだなと思って、こんな感じにしたらどうかな?ってIssueを書いた。 github.com そしたら「1.1.0でnative image化が十分シンプルになったから、ビルド用のシェルスクリプトを削除したんだ」って教えてもらった。ま…

MicronautでStaticコンテンツをハンドリング

今日使ってみたのは最新のバージョン1.1.0 ❯ mn --version | Micronaut Version: 1.1.0 | JVM Version: 12 ## リファレンス Staticコンテンツのハンドリングはドキュメントのこの部分 https://docs.micronaut.io/1.1.0/guide/index.html#staticResources Jav…

#DevOpsDaysTokyo で「サービス運用をまんなかにおいた開発」って発表をしましたー

楽しかった! DevOpsDaysTokyo 組織文化、Agile開発、自動化、ツール、とか、幅広くて、色んな話が聞こえてくるので面白いなぁ。 www.devopsdaystokyo.org 発表資料 はこちら。なんとなく英語で作ったけど、発表は日本語でやりました。 開発するときは、サー…

エンジニアが何か問題にぶつかったときにあるといい力を5個

最近ちょこちょこ相談されることがあって、直接のスキルではないけど、こういうのもスキルだよなぁって思ったので、思いついた順に書いてみる。5個になった。 ## 1. 問題を切り分ける力 「これがなぜか動かない」って相談されたときって、いくつかの要素が絡…

コードの読みやすさ

処理が一行ずつ書いてあるより、意味のある塊に閉じ込めてくれてると、読みやすいなぁって思う。僕は、たぶん、こんな順番で書いてる。 ## 1. ゴールまで行く 処理を一行ずつ書いていって、さくっと動くことを確認する。 ちなみに、このときの僕→(おれすご…

同じものを見てもらおう。弱さも見せよう。

とあるチームのリーダー的な人たちから「ちょっと相談したいことがあるんですけどいいですか?」って言われて「はいー。暇ですよ」って話を聞いた。 ## 相談 「実は、進捗が遅れているので、どうしたらいいかと思いまして」 うん。 「リカバリーするために、…

そのふりかえりの改善策って実現可能なのかな?

大変だったプロジェクトの反省会みたいな振り返りとかで、うまくいかなかったことだけを並べて「反省しています!次からはそうならないように、これこれといった対応をしていきたいと思います。」みたいなのをたまに見る。 そういうときに感じるのは「良かっ…

プロジェクトが始まる前に終わらせておくこと

「プロジェクトが遅延しないようにするにはどうしたらいいか?」という問いに対して「プロジェクトが始まったときに既にリリースされてたら遅延しない」と割と真面目に回答したー。— Mitsuyuki Shiiba (@bufferings) 2019年3月8日 特に、何か自分たちの未だ…

MicronautのBean定義のところらへん

今日は娘達とマリオをしたりしながらスキマ時間で、ぼーっとMicronautのドキュメントの3.1-3.5までを読んで手を動かしてみた。 https://docs.micronaut.io/latest/guide/index.html#ioc ソースはここ。 https://github.com/bufferings/hello-mn/tree/2019030…

MicronautはどうやってNamedアノテーションでBeanを取得してるんだろう?

最近、なんとなくMicronautを触り始めてる。 micronaut.io ## 気になった 順番にドキュメントを読んでいってて、この部分が気になった。 https://docs.micronaut.io/latest/guide/index.html#qualifiers import javax.inject.* interface Engine { int getCy…

#scrumosaka スクラムフレームワークを使用する具体的な方法。僕の場合。(後編)

## 前編はこちら bufferings.hatenablog.com 前編では「1. チーム」と「2. スプリントの内側」の話を書いた。後編は「3. スプリントの外側」と「まとめ」のお話。長くなったー! ## 3. スプリントの外側 お試しスプリントで小さく試してみたときとかは良い感…

#devkan で喋りましたー「新しいメンバーがチームにやってきた時に行うこと」

devlove-kansai.doorkeeper.jp 「新しいメンバーがチームにやってきた時に行うこと」ってテーマで準備してたら「ペアプロかモブプロやっといたら良さそう」になってしまって「それもなぁ・・・」ってなってたら「そもそもみんなどういうことで困ってるんだろ…

#scrumosaka スクラムフレームワークを使用する具体的な方法。僕の場合。(前編)

「スクラムフレームワークを使用する具体的な方法。僕の場合。」というタイトルでスクラムフェス大阪で発表してきました。楽しかった。今回のは説明がある方がいいかなーと思ったので、スライドをアップロードするんじゃなくてここで紹介してみることにする…

スクラムフェス大阪2019( #scrumosaka )でお話しますー

いよいよ22日の昼からスクラムフェス大阪が始まりますー! www.scrumosaka.org 2日目(23日)の最後にお話しますー。 confengine.com 「スクラムを始めたんだけど、自分の現場で具体的にどんな風に実装したらいいかを悩んでる人」に、何かを伝えることができた…

開発チームのふりかえり

で、どんな話をしてるかなーって思ったけど、こんな感じかなーって思ったので書き出した。多いかな。 最初は事実。 やったこと 学んだこと 次は気持ち。プラスの方から始める。 良かったなって思ったこと 別に続けたいわけじゃないけど、良かったなってこと…

良い本だったよー→モブプログラミング・ベストプラクティス ソフトウェアの品質と生産性をチームで高める

## 2月23日に発売予定 解説を書かれた及部さんからいただきました。ありがとうございます! 今日届いてたのでどんなことが書いてるのかちょっとだけ読んでみようかなーって思いながら、あーわかるーとか言いながら読んでたら、サクッと読み終わってしまった…

自分用メモ:Micronautを初めて触ってみた

公式ドキュメントを読みながら、特に深く考えずにちょこちょこ触ってみたのをメモ。 公式ドキュメント:https://docs.micronaut.io/latest/guide/index.html ## 準備 SDKMANでインストールして ❯ sdk current micronaut Using micronaut version 1.0.4 なん…

モブワークがチームの中に溶け込んでしまうということ

## 今週は全員同席モブワーク 先週はこういうことを大阪からのリモートでやってた: bufferings.hatenablog.com 今週は東京に出張だったので、僕も入れて4人で全員同席のモブワークを実験してみた。そしたら、沢山の学びがあった。 ## 実験:モブワークが日…

チームを育てるのに7つのレベルのデリゲーションを考えてみる

この数年は色んな開発チームのサポートをしてるんだけど、最近、その中のひとつのチームに対するサポートの方法を切り替えた。「外からアドバイスをする」から「中に入って実際にやり方を見せる」に。 たまに「どうしてそこまでやる必要があるのか?それで成…

ドキュメントを書くときに考えていること

自分たちでサービスの開発と運用をしているチームで、僕がどんなことを考えながらドキュメントを残してるかなぁってのをメモ。 ## 結論から 来月の自分が読んで分かりやすいなと思えるドキュメントを残す。 ## タスクをやってる最中は雑にメモ タスクをやっ…

ProjectよりProductよりPeople

なチームがいいなぁって思ってる。Peopleはなんとなくの語呂合わせをしてしまった。ごめん。チームメンバーのこと。 プロジェクトの成功に価値があると認めながらも、それよりもプロダクトの将来に、より価値をおいて。 プロダクトの将来に価値があると認め…

2時間スプリントでソロ、ペア、モブ、学習セッションを実験した

忘れる前に走り書き的にメモ。 ## Day0 実験の場をゲット! とあるチームのテックリードから「助けて欲しい」という相談があった。話を聞くと、プロジェクトが遅れている状況で、まだ大きく分けて3つの技術的課題が残ってて、でも、チームはその技術にあまり…

学習を日常の開発に取り込むこと

去年ぐらいから、学習を日常の開発に取り込むことについて考えている。学習は何か特別なことがあるときにだけ実行するものではなく、開発チームの中に常にあるべきものだという気がしているから。だけど、それを周りの色んな考えを持った人たちに伝えられる…

#RSGT2019 に行ってきたメモ(これにて完了)

昨日は、帰りの新幹線でさらっと感想を書いたのだけど #RSGT2019 に行ってきたメモ - Mitsuyuki.Shiiba どうもこのままではしばらく余韻に浸ってしまって、来月喋らせてもらうスクフェスへの頭の切り替えに時間がかかりそうなので。今日は感謝を込めてもうち…

#RSGT2019 に行ってきたメモ

## 発表した togetter.com 色んな人に良かったよって言ってもらえたので喜んだ。何個かの絵は娘たちに書いてもらった。かわいいねって言ってもらったよ。助かったよ。ありがとう。 おのさんに付き合ってもらったブレストは、いっかい全部捨てたから、それっ…

#RSGT2019 で「ちゃんとやってるのになんかうまくいかないスクラムからの脱出」って発表をします!

初日1月9日(水)の午後3:40からです!見に来てね。 https://confengine.com/regional-scrum-gathering-tokyo-2019/schedule/rich RSGT2017では「結果的にスクラムになってる!なのがいいと思う! #RSGT2017 - Speaker Deck」で、方向性のお話をしたので、今…